子宮頸部異形成が漢方で良好に

バルトリン腺炎に初めてなってしまい、とても落胆されていたのですが、この方は子宮頸部異形成も一年前に告知されておりました。30代、華奢な体型で疲れやすい、冷え性、睡眠の質が悪く3時間ぐらいしかちゃんと眠れていないそうです。いずれの病気も免疫が低下していると発症しやすいことをお話ししました。

 子宮頸がんの原因は性交渉によってうつるHPV感染です。また、バルトリン腺炎、膿腫は必ずしも性交渉が原因とは考えません。子宮頸がん検診細胞診でクラスⅢa以上になると異常所見部を組織診することになります。クラスⅢaは、日本母性保護産婦人科医会の分類では軽度異形成を想定する、悪性を少し疑う、となり直ちに精密検査を実施することになります。

 まず、バルトリン腺炎が自然に治癒しやすくなる方向で漢方を飲んでいただきました。1ヵ月で落ち着いた頃から、そちらの漢方薬の量を減らし、シベリア霊芝※1(健康食品)を加えました。 霊芝を加えて3ヵ月後、頚がん組織診の検査結果は、クラスⅡに(異常細胞を認めるが良性である)に変わっていたそうです。そのまた3ヵ月後の検査結果もその変化はありませんでした。ドクターは不思議そうにしていたそうです。

 異常所見が見つかり、はたまたバルトリン腺炎になり、ダブルパンチで不安な日々だったと思います。この方は来月で漢方を飲み始めて1年になりますが、続けています。体調が良くなり、バルトリン腺が腫れることもなく、安定した日々を過ごしていらっしゃいます。

※1 シベリア霊芝はロシアのシベリア地方に生育するキノコで、生きている白樺の樹皮の下で成長し、その貴重な菌糸は生きている白樺にしか寄生しません。ロシアの医科大学ではがん患者に使用して、症状の改善と生存期間の延長が見られました。シベリア霊芝の免疫増強作用と抗がん活性は広島大学医学部での薬理研究で確認され、その内容は2001年の日本薬学会発表されて注目を浴びました。

シベリア霊芝を飲み続けて、経過良好な方は他にも何名もおられます。(次号へ続く)

日本中医薬研究会会員 日本不妊カウンセリング学会会員 こだいら漢方堂 大塚みどり

2016.05.30