夏の疲れ

 暦は秋、暑さ寒さも彼岸までと言いますが、気象予報を見ますと・・・。例年にない酷暑でしたから、冷房は朝から必要でしたし、汗をかき、喉も乾きと、水分補給の量が増え、さらに沢山の汗をかいて体液が消耗され、気(エネルギー)も一緒に漏れて、夏の疲れ,だるさがさらに蓄積されてしまいます。こうなると、涼しくなった途端に風邪をひく、喉がイガイガする、咳が出やすい、などの症状に悩まされやすくなります。

 東洋医学では秋は「燥」に属し、肺系の病気にかかり易い時期といえます。これからの季節は、皮膚、喉、大腸といった「肺」のグループに属する器官のトラブルが多くなりがちです。毎年秋はどうも調子が・・・という方、汗をかきすぎて乾燥が気になる方、風邪じゃないのに空咳が出る方など、今からでも「肺」系を潤す漢方薬が効果的です。

 また、手足にほてりを感じている方は、体温調節がうまくできずに、体内に余計な熱がこもってしまっているのが原因なのです。気が不足すると体のバランスがとれず、異様に汗をかいてさらに気を消耗して疲れやすくなります。体にこもりがちな熱を上手に冷ましながら、汗で失われる潤いとエネルギーを補いましょう。漢方薬「麦味参顆粒」はお子様からご高齢の方まで、幅広い年齢層に服用していただけます。

日本中医薬研究会会員 日本不妊カウンセリング学会会員 こだいら漢方堂 大塚みどり

2012.09.03