アトピー性皮膚炎

 花粉や喘息の症状は一時的に対処すれば何とか治まるが、アトピーを発症している方の多くは皮膚科に通っていても増悪、寛解を繰り返し辛い思いをされています。今の時期は特に皮膚の乾燥による痒みが強く、保湿剤でもどんどん吸収されるばかりで間に合わない方も多いようです。

 痒みの範囲が増えてしまい、手首や指までも亀裂が出来てしまいステロイドも効かないと訴えています。長年このような状態で、すっかり自律神経が乱れ、体温の調節がうまく出来なくなったり、浮腫みやすく情緒も不安定になりがちです。中医薬では「皮膚は内臓の鏡」と言われ、内臓と密接な関係を持っています。アトピー性皮膚炎の場合、内臓の働きの乱れ、特に消化器系の機能が低下している場合が多いのです。
 
 皮膚に潤いと栄養を送り、新陳代謝を良くすることで、皮膚はよみがえります。また精神的な素因も考えられ、例えば、受験や新社会人を控えると緊張により体に余計な熱がこもり、痒みを増幅させます。多くの痒みは、皮膚のバリア機能の破損です。なるべく掻かないようにする、と言っても夜中に無意識で傷をつくってしまいます。

 辛い毎日が、漢方薬を併用してとても楽になったAさん。スキンケアをしながらまだ飲み始めて3か月ですが、すっかり紅斑が減り、痒みも楽になり、皮膚が落ち着くようになりました。皮膚症状の特徴を捉えて漢方薬を飲んでいただくことが大事になります。

日本中医薬研究会会員 日本不妊カウンセリング学会会員 こだいら漢方堂 大塚みどり

2014.02.13