舌で健康チェック

 中国漢方には、「舌は健康を映す鏡」という考え方があります。舌は健康のバロメーター、その日の体調や、体の変化、今の体質や病気の兆候も読み取ることができます。健康な人の舌は、きれいなピンク色で、苔(こけ)はうすい白色、適度に潤っています。水分が不足すると、苔は少なくなるか、全部なくなって表面が鏡のようにツルツル状態になったり、ひび割れ状の溝ができることもあります。

 逆に、舌苔(ぜったい)が厚くなりがちの人は、胃腸の働きが弱くなっている表れです。体内に余分な水分(湿)がたまると、舌の表面にべっとりと厚い苔がつき、形もむくんで 大きくなります。気分がすっきりしない、食欲低下、下痢ぎみ、また、不快な体臭や口臭が気になる方には、体内の濁った湿気を除く働きを持つ中成薬を症状に合わせて服用します。 胃腸機能を改善する中成薬の中では効果が早く表れるので、お使いの方々に喜ばれています。日頃から、水分や冷たいもの、脂っこいものの摂り過ぎに注意することも大切です。

 苔が厚くて口臭が気になるからと舌みがきを使っていらっしゃる方は、舌の粘膜を傷つける原因になりますのでご注意ください。また、体調や病気によって、舌の色も変化します。赤っぽい舌は、熱がこもっている人に多く見られ、エネルギーの過剰や急性の炎症による熱症状(内熱)の表れです。一方、白っぽい舌は冷え性、エネルギー不足の人に多く見られます。舌で健康をチェックしましょう。

日本中医薬研究会会員 日本不妊カウンセリング学会会員 こだいら漢方堂 大塚みどり

2006.11.07


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