ストップ、バルトリン腺開窓術

★1例目:開窓術をしたのに、又腫れてしまった、と嘆いてお話し下さる方が実に多いのです。
40代のこの方は、産後から穿刺を繰り返し、2年前に開窓術をしています。ところがその2ヶ月後から、又腫れては穿刺を2回繰り返しました。そして今回です。50CC抜き、又すぐ更に大きく鶏卵程になり、4日後に穿刺しました。硬いしこりが残っているのがわかり、又開窓術をすることになった、との事でした。

 あれだけ痛い思いをした事を思い出すと、二度としたくないと考えて漢方薬を2週間飲んでいただきました。直近で2回針を刺していますので、このタイミングで漢方薬を飲むと、その穴が破れて排膿する事がありますので、その事をお伝えしました。

 この方の嚢胞は柔らかくなり、しこりはニキビ程まで小さくなったそうです。個人差はありますが、2週間でこれだけの効果が実感できたのです。手術をしても繰り返す、とドクターも言っていますし、漢方で治す方法を選んで、本当に良かったと話されていました。この後も、しこりが無くなるまで漢方は続けて頂いています。

★2例目:妊娠中にバルトリン腺炎になり、過去2回穿刺を経験、今年又腫れて受診、「繰り返しているので手術を」とドクターの勧めで、1週間後に手術を予定しているが!と、ご相談がありました。

3年前からバルトリン腺膿瘍を繰り返して、今年は既に2回目。今回は我慢していたら自壊したと話されています。ただその後、排膿は止まってしまい空豆大で硬い、押すと痛い、との事です。
「今、漢方を飲んでいただくチャンスです!」とお話ししました。漢方で排膿が促進され、嚢胞の収縮が期待できると、多くの症例から考えました。でも、この方は飲み始めたら又どんどん膨らみ、10日後に又(楽に)自壊したそうです。その後もしばらく排膿が続いては、又膨らみ排膿を繰り返しています。バルトリン腺が詰まっているため、嚢胞に分泌液が溜まってしまいます。嚢胞は膨らみますが、以前の様な腫れては穿刺で痛い思いをする事なく手術を考えず楽に排膿出来るのは嬉しい、と現在も飲みながら様子を見ています。そしてバルトリン腺の詰まりが改善する様、養生を心掛けています。

漢方の効果には、体質・環境・食生活等によって、個人差があります。又、ご相談頂くタイミングによっても目標の方向性が変ります。カウンセリングで詳しくお話しさせて頂いております。

日本中医薬研究会会員 日本不妊カウンセリング学会会員 こだいら漢方堂 大塚みどり

2018.07.26