漢方薬でインフルエンザ・風邪をブロック!

 この時期、みなさんにとっての関心事は、何と言っても”新型インフルエンザ”ですね。特に小さいお子さまをお持ちのご家庭は、幼児施設や学校などからの発症の便りが届くと、「うちの子は大丈夫か」「家族に感染が広がらないか」などと戸惑います。

 漢方薬を愛用していらっしゃる方から「仲の良いお子さんがインフルエンザにかかった。予防するために板藍茶をどのくらい飲ませたら良いか」「板藍茶のほかに飲んだ方が良い漢方薬はあるか」などの問合せを多くいただいています。また、「感染せず無事に乗り越えた」「クラスに多数の感染児がいたが、無事だった」との報告もいただいています。インフルエンザや風邪の予防に板藍茶を愛飲する方は年々増えています。

 いま、多くの方がいちばん望んでいることは、いかにインフルエンザにかからない体づくりをするかです。予防対策は、何より大事です。そのためには、体の抵抗力(免疫力)を強めることです。新型インフルエンザが心と肺に影響しやすい特徴があることから、まず心と肺の気を守らなければなりません。お勧めしたい漢方薬は「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」です。中国では心肺機能の低下防止と改善に注射液として救急病棟でも使われているそうです。虚弱体質、肉体疲労、胃腸虚弱、血色不良、発育期のお子さまにも飲んでいただいています。

 インフルエンザはこれからさらに流行が広がりそうです。冷えは免疫力を低下させます。温かい食事と暖かい服装、そして板藍茶と麦味参顆粒で邪毒を払いましょう。

日本中医薬研究会会員 日本不妊カウンセリング学会会員 こだいら漢方堂 大塚みどり

2009.11.07