いぼをとるヨクイニン

 皮膚の老化に伴って、40代ごろから顔や首に出現する”いぼ”。これからの季節、女性にとっては気になります。このいぼは、脂漏性角化症といわれ、皮膚科でレーザー治療する方法がありますが、角質の新陳代謝を高め、いぼを予防する「ヨクイニン」(ハトムギの外皮を取った生薬)が愛用され続けています。

 ヨクイニンは昔から肌荒れやソバカス、サメ肌にも効果があり、角質層の新陳代謝異常を正常に戻す働きのほか、腫瘍(しゅよう)抑制作用、利尿作用などもあります。ヨクイニンは錠剤や粉末がありますので、いぼを取りたい方、できやすい方は、ハトムギ100%のお茶とともにヨクイニンを服用すると早い効果が期待できます。

 また、幼児に発症しやすい”水いぼ”は、伝染性軟属腫と言います。昨年の今頃も「皮膚科で治療したが、また出てくる、なかなか治らない、かわいそう。」 とのご相談が何件もありました。抗菌、抗ウィルス作用がある漢方薬を飲んでいただいたところ、「治りました。」と喜んでいただきました。

 この漢方薬は小さいお子様に飲みやすい味です。プールでの感染が心配です。漢方の力で幼児を水いぼから守りましょう。

日本中医薬研究会会員 日本不妊カウンセリング学会会員 こだいら漢方堂 大塚みどり

2007.06.07