繰り返したバルトリン腺膿瘍が 漢方薬で治癒

30代の方です。1年半前に初めてバルトリン腺炎になり、穿刺の処置で落ち着きました。ところが1年後から繰り返しバルトリン腺膿瘍になり、半年の間に4回も穿刺をして痛みと闘いました。再発の間隔が短かくなり、今回抜いても又数日で腫れてくるようになってとても不安そうでした。

カウンセリングをいただいた時には、うずらとピンポンの間位の大きさでした。皮膚表面は張っています。直近4日前に穿刺したばかりです。これ以上再発を繰り返さないよう漢方薬で自壊させて、しこりを残さないように排膿を促しながら、免疫力を上げて感染しにくい体質を目指す話をさせていただきました。

漢方薬を飲んで3日後に自壊できました。排膿後は枝豆程の大きさまで小さくなりました。観察していると反対側も一時的に腫れることがわかりました。性交渉の後、以前は腫れたままだったのが、今は次の日には気にならないほど引いてしまうので、バルトリン腺の詰まりがだいぶ改善されているようです。しこりも気になりません。

あれほど頻繁に腫れを繰り返していましたが、今は漢方薬で体質改善をしながら、以前のシャワー生活を改めています。「飲んでいると安心」、とご本人。結婚の予定があり性交渉の不安からも解消されました。

バルトリン腺疾患は、対処法だけでは繰り返されることが多い病気です。不安な毎日が漢方の体質改善によって安心に変わります。

日本中医薬研究会会員 日本不妊カウンセリング学会会員 こだいら漢方堂 大塚みどり

2025.06.23