うつ病を克服、漢方で症状が改善

症状を感じるようになって、当店にいらっしゃるまでの経過は?

 主人は若い頃から冷え・頭痛・肩こり・胸の痛みがあったのですが、数年前からそれらが頻繁に起こるようになり、痛みも強くなってきました。内科に行っても特に異常もなく、痛み止めの薬をもらうのですが、痛みがひどくなると薬も効かなくなり、不安が増していく結果となりました。そのうち集中力もなくなり、物忘れもひどくなってきたある日、うつ病と診断され休養に入りました。

 診断を受けて薬を飲み始めた当初は症状の改善がみられることもありましたが、それからはなかなか改善がみられず、通院と薬で治せると思っていた本人も不安になってきた1か月後、先生に連絡しすぐに処方していただきました。

当店をお知りになったきっかけは?

 母が数十年お世話になり、私自身もお世話になっていたので、主人のうつ病の診断を聞いた時から漢方の選択肢はありました。(病院の先生が自分のことを一番わかってくれて、必ず良い方向に導いてくれるという本人の思い(込み)もあって、本人が漢方に関して心を開くのに1か月を要しました。病院の先生を信じて治療できるのはとても良いことではありますが、本人の視野が狭くなっている時期なので、先生の言う事以外、治療以外受けつけなくなっていた時期でもありました。1か月経って、症状の改善がみられなくなって本人の中で漢方の選択肢が出てきたので連絡させていただきました。)

現在のご様子・改善された症状は?

 漢方を飲み始めて、又、先生のお話し、漢方から考える病気という視点などに触れることで、本人の頑なだった心が解けて行ったような気がします。

 お陰様で、この秋で仕事に復帰して1年を無事に迎えることができました。今では胸の痛みはほとんどなく、頭痛・肩こりもかなり軽減されました。痛みを感じても理由がわかるので、「無理しすぎた」と思い反省することもできています。仕事仲間と休日にゴルフに行ったり、スキルアップの勉強に取り組んだりと、何もやる気の出なかった頃が嘘のようです。

こだいら漢方堂より

 ご夫婦二人三脚で病気を克服した方です。以前から奥様はご主人の様子を心配しておられました。ストレスがかかる仕事とは言え、だんだんと心身ともに疲れ切ってしまったのだと思います。

 漢方薬を併用して治したいとのご相談いただきました。ご夫婦が一緒に病気と向き合い、理解しながら漢方薬を飲んで、薄紙がはがれる様に症状が少しづつ楽になり、笑顔や余裕が生まれるようになりました。以前はご自身の不調も理解できなかったほど、社会生活を送られていた方だと思います。

 現在はご自分の体調に正直に向き合いコントロールをされているそうです。何と言っても、奥様の協力は素晴らしかったです。

日本中医薬研究会会員 日本不妊カウンセリング学会会員 こだいら漢方堂 大塚みどり

2014.11.24