心因性不定愁訴からの回復

症状を感じるようになって、当店にいらっしゃるまでの経過は?

 長男出産後2年くらいして不調に。それまでためていたストレスが一気におしよせ、ある時期から何に対しても無感動で、不眠になりました。その時期に心療内科を紹介してもらい、約2年間の通院と抗不安薬・抗うつ剤を処方されたが、一向に改善が見られず、以前からタウン紙(東興通信、現タウン通信)で貴店のコーナーを読んで気になっていながらも、心療内科医の薬を服用していました。新薬で表面の症状のみよくする薬を処方されても、突貫工事とでもいうか、心の基礎固めもなく私にとっては意味のない心療内科通院でした。

 そんなある日、思い切って貴店へ電話してみたら、コラムに名のあった“大塚みどり先生”が熱心に対応して下さり、後日アポをとり訪ねることになったのだけど、当時の主人に2歳の息子を預けられず断念してしまい、その後1年近くは新薬に頼る日々でした。改善が見られず、最初の電話から約2年後に、やっと貴店に行くことがかないました。

当店をお知りになったきっかけは?

 東興通信(現タウン通信)です。2000年に長男出産当時は西東京市に引っ越したばかりで地域のことがわかる同紙を欠かさず読んでいました。なんとなく気になっていたこともあり、当時の記事を切り抜いていました。

現在のご様子・改善された症状は?

 おかげ様でよくなりました!動けるようになりました!一時は真剣に消えてしまいたいと思いつめ、生きているのが辛くて辛くてたまりませんでした。ところが大塚先生はまず家族構成や環境などの状況をひとつひとつ聞いていただき、ひとつもこぼさずにすくいとって、愛のある厳しさというか、心の底から治していく対応で、いつも温かい言葉とお薬を処方して下さいます。全力で親身になって耳を傾けて下さった大塚先生に出会えたことが、心の改善、一番の快方になりました。

  本当に、このような漢方薬局は他にはないと思います。これからも漢方薬でますます体力をつけ、心身共に健康であり続けたいと思います。それを教えてくださったのが大塚みどり先生です。

こだいら漢方堂より

 平成17年に初めてお会いした頃は、めまい、顔面のしびれ、下痢、片頭痛、そして不眠を訴えておりました。 また現在の状況とストレスの原因となるものをとめどもなく私にぶつけて下さいました。ご自分の心の内を誰かに聞いてほしい、 わかってほしいという思いがとても伝わってきました。この方にはくり返しカウンセリングが必要だったのです。

 症状を楽にする漢方薬を飲んでいただきながらカウンセリングをすることで、少しづつ張りつめていたもの、 心の緊張がほぐれてきました。今は自分に自信がもてるようになり、すっかり心が安定しています。

 先日NHKスペシャル「うつ病治療 常識が変わる」と題した番組を拝聴しました。専門ドクターが「薬はケアする手段の一つである」 と言っておられましたが、言い換えれば「手段の一つにすぎない」かもしれません。(2009年3月に加筆しました)

日本中医薬研究会会員 日本不妊カウンセリング学会会員 こだいら漢方堂 大塚みどり

2008.11.05