肌がダメージを受けたら

 肌には安定している時期と不安定な時期があります。体調がよく、内臓の働きが正常、精神状態が安定していて、自然や社会環境と調和がとれているときは、肌も安定しています。一方、生活のリズムが乱れ、気血のめぐりが順調でなく、内臓機能が低下している時期は、肌も過敏になり、ちょっとした刺激でトラブルを引き起こします。

 日差しが強くなり、汗をかくこれからの季節、これらの刺激による皮膚のトラブルを起こす方が増えます。皮膚の皮脂膜やセラミドなどが不足して、保湿、保護機能が低下している状態になると、ほこりや細菌などの異物や紫外線などの刺激が体内に入りやすくなり、過敏な体質であれば、さらにアレルギー反応を起こすのです。

 昨夏、これらが原因と思われる皮膚トラブルの方が、多数ご相談に見えました。でも、そのときにはステロイド軟膏を使用し続けていたために、直接紫外線を受けた顔の皮膚がすっかり炎症を起こしていました。ステロイド剤は本来炎症によく効きますが、皮膚が薄い顔や手の皮膚は吸収がよいため、強いものを使い続けると逆にトラブルを受けてしまいがちです。

このような場合、中国漢方では
  • 外から皮膚に潤いを与えて皮膚のバリア機能を高める
  • 炎症やかゆみをしずめる

 
 このような働きのあるローションやクリームを使います。

 トラブルの状態によっては、同時に漢方薬を飲んでいただくこともあります。角質層がダメージを受ける前に、健康な皮膚を作りましょう。皮膚に関するトラブルの漢方相談は、ご予約をお願いいたします。

日本中医薬研究会会員 日本不妊カウンセリング学会会員 こだいら漢方堂 大塚みどり

2007.03.07