子宝カウンセリングの意味

 女性の体には、もともと「妊娠する力」「生む力」が備わっています。妊娠、出産は、女性の本能です。その本能を守る働きのどこかに少し問題が生じ、うまく妊娠できないとしたら、その問題を取り除くことが大切ではないかと考えます。「結婚したらすぐ子供が授かると簡単に考えていたが、こんなにも辛い思いをしても先が見えない、妊娠することは辛くて長い不妊治療のゴール」初回のカウンセリングでそんな風に答える方がおおいのは事実です。

 ホルモン剤や排卵誘発剤による治療、人工受精、それでも妊娠しなければ体外受精…。はたしてこのままステップアップを続けていいのだろうか、と不安になったとき、あなたは誰に相談していますか。ここでもう一度だけ、たちどまってほしいのです。妊娠する力、生む力が低下している体に受精卵だけ与えても、体はうまく命をはぐくむことができません。体の内側に目をむけ、基本的な体づくりをすることで、今までになかった効果をあげることが期待できます。

 先日、下垂体ホルモンが出ていないと診断されている方が「誘発剤の反応がまったくないので、妊娠は無理でしょう」と告知を受けていましたが、カウンセリングに来店され、今後の方向を一緒に考え、少しでも妊娠しやすい体に近づけたらと、病院の治療と並行して漢方薬を飲んでいただいた方が、一年かかりましたが自然妊娠の報告をいただきました。

 立ち止まっている時間はない、なんて考えずに一度ご相談ください。気持ちが楽になるかもしれませんよ。

日本中医薬研究会会員 日本不妊カウンセリング学会会員 こだいら漢方堂 大塚みどり

2013.05.17