「卵の老化」は年齢と共に避けられない大きな問題です。卵巣年齢“AMH”の検査を不妊専門の医療機関で受けるようになり、数値が悪いからと焦ってしまい、慌てて治療に踏み切っている方が増えています。また、近年は体外受精(ART)などのめまぐるしい進歩により、難治性・器質性不妊による治療で妊娠される方が増えているのも現状です。妊娠したら元気な赤ちゃんを産むまでの10か月、せっかく授かった大切な命を守るために、母体の管理、栄養がどれほど大事なことか知ってほしいのです。
「妊娠することがこんなにも大変なんて」と西洋医学治療の年月を重ねた末、「漢方は?」と藁をもつかむ思いでご相談にいらっしゃる方も増えています。卵の数が年齢と共に減少していくことは避けられませんが、少なくなったとしても良質な畑(子宮)と種(卵)を育てることができれば、芽を出す(妊娠する)ことが可能です。
西洋医学のホルモンの変化と中医学の陰陽理論を組み合わせた「周期調整法」で、身体と心のバランスを調整し、その方の妊娠力をサポートいたします。“なぜ高齢になると妊娠・出産が難しくなるのか”その問題に対して、漢方薬が大きな手助けをしてくれる場面が多いのは事実です。
日本中医薬研究会会員 日本不妊カウンセリング学会会員 こだいら漢方堂 大塚みどり