産後のバルトリン腺炎


妊娠中、産後に初めて発症して痛い思いをしている方のご相談が増えています。

産後の授乳中の方が、2週間で治癒された経験をご本人に代わってお伝えします。

初めての発症は1年半前です。2回穿刺、その半年後に自壊の経験があります。その後妊娠し、妊娠中はうずら大あったものの、痛みは無かったのでそのまま処置はせず。産後は1ヵ月位腫れはありませんでした。ところが、この2、3日前からまた腫れだし、うずら大になってしまったのです。完全母乳なので、西洋薬は飲みたくないし、お産の回復が良くなく、一カ月で妊娠前の体重に戻ってしまったり、産後5週経過しているのに悪露がまだ出続けている状態で、とても気弱になっています。とのことです。

このまま放置しておくと、炎症を起し痛みが出る可能性があります。妊娠、出産で免疫が下がっているため、病院での処置は体に負担がかかります。早速漢方を飲んで頂きました。悪露が続いていること、体重が一気に減少してしまっていることが気になり、血を補う婦宝当帰膠も併用していただきました。

2週間後のご報告です。「飲み始めて2,3日は、腫れと痛みがありましたが、5日目位から腫れが引き、痛みも改善しました。その後悪露もなくなり、母乳が良く出るようになりました。(乳腺も通りやすくなるのですね。)今は安心して育児に専念できるようになり、とてもすっきりしています。」と漢方の効果に喜んでいらっしゃいました。

痛い思いをせずに、心配や不安を抱え続けることなく、漢方薬で治癒された症例です。

(ご本人からご承諾いただいて、掲載しております。)

 

日本中医薬研究会会員 日本不妊カウンセリング学会会員 こだいら漢方堂 大塚みどり

2015.06.20